今回は少し過去の話(2年前)になります。
私は20代後半から繰り返す大人ニキビに5年間悩み続けてきました。
そこでニキビの為にピルを飲むことにしたのです。
この記事では繰り返す大人ニキビに5年間悩み続けていた私がピルを飲んだら治るのか?という体験談をお話しします。
結論
低容量ピルを飲んだら何をしても治らなかった大人ニキビが治った!
ピルを飲むことにした理由
私のニキビは24歳頃からの悩みで、顎やフェイスラインにかけて赤く膿んだニキビが数え切れないほど大量にありました。
そのニキビをどうにかしたくて今まで5年間かけてたくさんの試行錯誤を繰り返してきました。
肌エステや、皮膚科、ピーリング、レーザー、漢方、高額なスキンケア…
しかし何をやってもよくなることはなく…
そこで「最後の挑戦だ!」と、ピルを飲んでみることにしたのです。
「ピルがニキビに良い」ということは前から知っていました。
ですが、私の本音としてはピルに頼りたくなかったのです。
なぜなら、ピルに頼って美肌になるということは”一生ピルを続けないといけない”ということじゃないのかな、という不安があったからです。
しかし、ピルというのは一生続けることはできません。
更年期頃には辞めるか、ホルモン治療に移行しないといけないようなのです。
その時にまたニキビが再発するのではないか?
ピルでコントロールしていたホルモンバランスが、辞めることによって余計にホルモンバランスが崩れて肌が今以上に悪化するのではないか?
などなど不安がいっぱいでできる限りピルは飲みたくない。
ですが試行錯誤を続けて5年…
もうこんなにニキビに悩む人生は嫌だ。
将来の心配よりも今の肌状態をなんとかしたい!
という考えに変わりました。
体調が悪いのはピル?
初めて飲んだピルは「マーベロン」という低容量ピルでした。
婦人科で「ニキビの為にピルをください」と伝えた時に1番にオススメされたのがマーベロンだったのです。
これでニキビ生活とおさらばできるんだ!
という期待を膨らませてピルを飲みました。
ピルは毎日同じ時間に飲まないといけないのですが”ニキビの為!”と思えば苦痛ではなく、もはや1日の楽しみとなりました。
しかし飲み始めて1週間ほどたった頃、吐き気が24時間毎日続くようになったのです。
(調べてみると、副作用として吐き気が出ることもあるそうなのですが飲み続けるうちになくなる場合が多いそうです。)
私はこの吐き気もニキビの為だと思うと苦痛でもありませんでした。
しかし、そんな私でも参ってしまう症状が出たのです。
それは「萎縮性膣炎」という症状。
もともと萎縮性膣炎の症状があったのですが、それがさらにきつく症状として出るようになってしまいました。
具体的には、陰部がひどく乾燥し皮膚が薄くなることによってパンツの擦れや少しの刺激でも痛みがでる症状です。
この症状は女性ホルモンが少なくなると発症しやすいようで主に閉経前後になる方が多いそうです。
アラサーの私がなるのは珍しいみたい。
文字にするとかなり地味な症状ですが、私にとっては吐き気よりもとても辛くてピルの種類を変更してもらうことにしました。
(ちなみにこの時はニキビに対する効果は一切ありませんでした。)
ピルを変更してみた
その次に飲むことになったのが「ヤーズフレックス」という低容量ピルです。
このピルに出会って私の肌は変わりました。
飲み始めて1週間。
副作用を覚悟していたのですが吐き気など何もなく、いつも通りの生活を送ることができていました。
「萎縮性膣炎」の症状も完全ではないのですが少しマシになり、我慢できる程度の痛みに。
このまま痛みがなくなればいいなあと前向きな気持ちでピルを飲み続けました。
ニキビに変化が!
毎日ピルを飲み続けて1ヶ月ほどたった頃。
今まで赤く膿んでいたニキビ達が、気づけばなくなっているのです。
また、365日24時間皮脂でテカっていた肌(特に顎まわり)がカラっと乾いてサラサラになっていました。
この時の感動は今でも忘れられません。
飲み始めて2ヶ月経つ頃には完全に凹凸がなくなり、自分の肌に落ち込むこともなくなりました。
私の場合、5年間もニキビがひどかったのでニキビ跡は残ってしまいましたが大満足。
メイクするのも楽しくなりました。
また体調が悪くなった
ヤーズフレックスに変更して半年程たった頃。
徐々に「萎縮性膣炎」の症状が強くなってきていました。
椅子から立つ瞬間やパンツを脱ぐ瞬間、性行痛もあり毎日ヒリヒリとした痛みに悩んでいました。
婦人科でそのことを相談すると、
「ピルを飲むことによって女性ホルモンの分泌が減り、その影響でヒリヒリという症状が出ているのかも」
と言われました。
「一度、ホルモン値の検査をしてみましょう」
と、先生に勧められて検査すると…
なんと女性ホルモンがほぼ閉経女性と同じくらいの微量しか出ていないという結果に!
この結果は私自身ビックリしましたし、「女性である」ということを否定されたような気持ちになりショックでした。
美肌をとるか、体調をとるか…
萎縮性膣炎の症状を改善するためにはピルをやめて女性ホルモンを復活させる必要がある。
しかし、ピルをやめるということはまたニキビが再発する可能性が高いということ。
私はかなり悩みました。
が、萎縮性膣炎の症状は本当に辛くて私はピルをやめることにしたのです。
ニキビがもし再発したら他の方法で考えよう!
と、思いました。
ピルをやめたらニキビが…
ピルをやめて1ヶ月ほどは肌も落ち着いていて調子よく過ごしていました。
しかし、2ヶ月目、3ヶ月目となる頃には徐々に肌が荒れ、4ヶ月目には完全に元のニキビ肌に戻ってしまいました。
覚悟はしていたけど、実際になってしまうとかなりショック
これで私のニキビ肌は振り出しに戻ってしまったのです。(泣)
↑今は自宅でできる剥離系ハーブピーリングを毎月やっています ↑
めっちゃ効果あるし、やる度にニキビ減っていく!
まとめ
私はたまたまホルモンバランスが不安定な体質で「萎縮性膣炎」という症状が出てしまいましたが、それさえなければ今頃肌に悩むこともなかったことでしょう。
ちなみに膣萎縮の症状はピルを完全にやめてから1年くらいかけてゆっくりマシになり、今では普通に過ごせるようになりました。
女性ホルモン値も正常です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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